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設楽ダム

偶然知った「建設中のダムの工場現場を見下ろせる展望台」。
ビルや高速道路の工事現場は遠目とは言え何度か目にしてはきたが、ダムとなると完成品しか見たことがない。
そうそう建設されるものでもなし。 これは見に行くしかない!! と、何も予備知識を持たずに車を走らせることに・・・。

展望台まで車では行けないとのことで、国土交通省設楽ダム工事事務所「設楽ダム広報展示室」の無料駐車場に車を置く。
そこから徒歩で20分ほどだそうだ。
田口の町なか(のんびりした田舎町といった風情)を抜け、細い脇道に入り田口高校を横目に先へと進む。
意外にも展望台へ続く山道は、民家が立ち並ぶ脇道の突き当りにあった。 そこから300メートルほど山道を登ると展望台との事。

「ダムとは人里から離れたところにあるのでは?」
そんな先入観まみれの私は「本当にこの先にダム建設現場があるのか?」と疑問を抱きつつ、奥へと進む。
うだるような暑さの為、朦朧とする頭で「こんなにくそ暑い中登ってるんだから、ちゃんと見せてくれるんだよね? 見えるんだよね?」と誰にともなくつぶやき、わんわん鳴いている蝉の声にうんざり・・・いや、励まされながら歩みを進めると・・・

・・・あった!! 展望台!!!

余りにも大きすぎて写真ではその迫力が伝わらないのが残念である。

とにかく大きいの一言。
建造物が大きいから、現場も大きい、広い。

重機や資材を運ぶだろう工事用道路が足場を組まれて地上から上へ上へと昇っている。

ダム建設現場周辺では、ダムが出来たら沈んでしまう国道・県道の代替道路も並行して造られる。
車を走らせている道中、道路わきの木々の幹に青とオレンジのテープが何重にも巻かれている一帯があった。
ダムを限界満水にした時にそこまで水が来るそうだ。 走っていた道もその風景もダムが出来たら消えてしまうものなのだ。
ダム建設はとてつもない大掛かりな工事だと改めて思う。
そんなとてつもないものを何もないところに造ってしまう人間の技術力や、語弊はあるが傲慢さ(工事を非難するものではないです)や、自分のちっぽけさや、他にも言葉にならない何かが頭の中でぐるぐる巡るのを感じながら、見晴台からの景色を眺めてきた。

日を置いて再訪すれば、工事の進捗度が実感できて更に面白いだろうと思う。
平日ならば車を駐車した所と「田口高校」正門北側にある請負業者さんの「広報展示室」も見学できるらしい。(どちらも面白そうで、夏休みの研究にピッタリかも・・・)

ところで私の拙い写真ではダム建設の様子がよくわからないだろうから、道の駅「したら」でいただいた「ダムカード」を。
現在のダム建設現場のイメージがはっきりするかもしれない。

「吊り橋カード」なるものがこの世に存在するのは知っていたが、「ダムカード」も様々あるらしい。
そしてどうやら「ダムカード」の方が全国区のようだ。
世の中には知らないことがいっぱいある・・・。